樹皮ハンドブック [農林業・野外・薪ストーブ・本棚]
小さな農園主の日記 [農林業・野外・薪ストーブ・本棚]
土壌診断の読み方と肥料計算 [農林業・野外・薪ストーブ・本棚]
米価について (週刊朝日 2014年 11/7号) [農林業・野外・薪ストーブ・本棚]
やさい畑(家の光協会) [農林業・野外・薪ストーブ・本棚]
いのちを支えるスープ(辰巳芳子) [農林業・野外・薪ストーブ・本棚]
日本農業への正しい絶望法(神門喜久) [農林業・野外・薪ストーブ・本棚]
私自身が農業にも携わっており、この本についてのコメントを思うがままに書くと膨大な字数になってしまうので、できる限り割愛し簡素にしておく。
この本の内容はあまり愉快ではないが(著者に対して不愉快なのか著作が不愉快なのかナゾです)、正論だとは思う。また、著者の意見の多くは、私自身が真剣に受け止めなければならないと実感しているし、強烈に勉強になった。
しかし、現代の農業ブームを過去の「満洲ブーム(満洲への期待と希望)」に例えることについては、基本的には理解できるし反論しないが、若干安易な印象を受ける。著者は、満洲の終焉(満洲ブームの末路?)は悲惨なものだったというが、それは直接的な社会機構や民衆の暴動などによる破たんではなく、ロシアの攻撃によるものである。ロシアによる侵攻がなかったとしても、いずれは破綻していったという意見があるかもしれないが、著者はそこまでは述べていない。
「満洲ブーム」の例えなど、この本の内容の中ではどうでも良いことなのだが、それはちょっと揚げ足をとってやりたくなるくらい「不愉快で正しい内容」だ、という私の意地悪として理解していただきたい。この本を読んで良かったし、できれば、多くの人に読んで欲しい本だ、と追記しておく。
krause
伐木造材のチェーンソーワーク(全国林業改良普及協会) [農林業・野外・薪ストーブ・本棚]
農薬の光と影(村本昇) [農林業・野外・薪ストーブ・本棚]

あなたが知らない農薬の光と影 よく分かる!農薬がこわくない理由
- 作者: 村本 昇
- 出版社/メーカー: 文芸社
- 発売日: 2009/10/01
- メディア: 単行本
近代農法は、効率が良く・一定品質の大量生産向きですが(無農薬・有機農法の方が適していると主張される方もいるかもしれませんが・・・)、農薬の土壌や人体への影響などから兎角批判の対象になります。
私自身も、有機農法・無農薬栽培にあこがれながらも、なかなか実現できません。その最中、もう一度、農薬について見直してみようと思い手に取ってみたのがこの本です。農薬とその使い方について、参考になりました。今後、農業でどのような方向性を目指すにせよ、一読して良かったと思っています。
わが農業革命(兼坂祐) [農林業・野外・薪ストーブ・本棚]
この書籍は、一度本篇の「北総の薪棚」でも取り上げていたかもしれませんが、移行の意味も含めてこちらで、再度取り上げました。
兼坂先生は、北総中央部にある佐倉市角来の生まれで、土地改良に携わってきた人です。京成線の臼井駅から佐倉駅へ向かう途中にオランダ風車が見えるエリアがありますが、兼坂先生は主にこの一帯を大規模圃場整地してきました。兼坂先生は、土地改良に力を注ぐ一方で、年に数度の海外稲作調査旅行を開催していました。私も、数回ご一緒させて頂いたことがあります。残念ながら、兼坂先生はもうこの世にはいらっしゃらないのですが、先生の御遺志を引き継いでいらっしゃるたくさんの優秀な人たちが、印旛沼エリアで活躍されていると聞きます。私の住む集落はここから随分離れていますが、時々印旛沼付近を通りかかった時には、多少遠回りしてもこれらの水田を見にいくようにしています。水田の一部は、佐倉チューリップ祭りのチューリップ畑として使われているようです。
krause