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ソウルの練習問題(関川夏央) [東アジア関連・本棚]


新装版ソウルの練習問題 (集英社文庫)

新装版ソウルの練習問題 (集英社文庫)

  • 作者: 関川 夏央
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2005/11/18
  • メディア: 文庫


80年代に読んだ、当時は割合注目された韓国に関する本。もう一度読み返してみた。当時は、今よりも韓国に関する情報が少ないが故に、「日本に似ている国」でもありその中に「違い」を見出すことが楽しかった。日韓の経済格差は今よりも大きく、当時の日本人は気を遣いながらも余裕をもって韓国を見ていたことが伺える。私がハングル文字や韓国語を勉強し始めたのもこの頃なので、懐かしく読み返した。そして、なぜ私がこの頃から「韓国好き」になたのかを思い出させられ、新鮮な気分になる。

当時の日韓関係は、私にとっては牧歌的だったように感じる。過激な物言いはもちろん論外だが、最近の日本人は、韓国に対して遠慮なくものを言うようになった。これは、経済格差・国力の目に見える差がなくなったからだというのが一つの理由かもしれない。90年代に「醜い韓国人」が発刊されたときの、韓国の強烈な反応など遠い昔の話のようだ。私自身はこれも進歩だと思っている。

krause


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コメント 6

ぽりぽり

Krauseさんは、韓国人でも上層階級(バランス感覚のある方)とのお付き合いが多いから、そういった印象を持たれるのではないかと想像しています。私も、韓国財閥系に勤める人(勝ち組)に対しては、まったく異論は無いのですが、それ以外に自国社会や日本に対しての不満分子が圧倒的に多いのを見ると絶望的になりますよ!(日本を敵国と見る若者の数が異常です)中国人の方がまともな考え方の方の割合が多く、考え方を理解出来るというのが、私の印象です。
でも、Krauseさんのおしゃる通り、大局的には現代の日本人は余裕が無くなっているのが原因かもしれませんね。私は、どうしても福沢諭吉の脱亜論的発想しか持てないでおります。

by ぽりぽり (2013-03-23 09:06) 

krause

ぽりぽりさん
メッセージをありがとうございます。
日本に対する不満分子の多さと彼らの日本に対する対応、そしてここ最近の韓国政府(裁判所を含む)の日本に対する失礼な対応をみて、怒らない日本人の方が少ないのではないでしょうか(私の周囲で怒らない日本人は皆無です)。私も、これらの対応については、実はかなりの憤りを覚えています。残念なことですが、「韓国には出来る限り関わらない」という私の周囲にある多数の意見についても、一案かな、と思うようになっています。同時に、最近の日本人が韓国に対してどんどん意見(文句)をいうような環境になってきているのは、良いことだと思っています。
by krause (2013-03-23 14:28) 

めぎ

最近韓国系のサッカー選手がブンデスリーガで大活躍してましてね。日本人選手も多いブンデスリーガですが、一緒に戦うシーンはまだ見たことがありません。一つのチームで両国選手が連携プレイしてゴールするようになったら、素敵ですね。
by めぎ (2013-03-23 16:28) 

krause

めぎさん
同感です。玄界灘はまだ波高いですが、じっくりと時間をかけてがっちりと良い関係を構築していくのも一案かと思っております。
by krause (2013-03-24 10:10) 

cocoa051

ごぶさたです。
関川さんのこの本は当時のきわめて少ない韓国入門書でした。当時、関川さんも含めてミーハーの会なるものもできて何度か参加したこともありました。
krauseさんもおっしゃられていますが、いまの韓国の政府や裁判所を含めて少々“行き過ぎ”の感ありで、韓国ファン(?)としては忸怩たる思いでいます。
互いを理解するのはホントに骨が折れそうですね。5月に訪韓の予定ですが、韓国ウォッチャーのKさんに会ってこようかなって思っています。
by cocoa051 (2013-04-28 09:38) 

krause

cocoaさん、
韓国を気に入ってから、自分に好感を抱いてくれる相手を気に入り、そうでなく自分を嫌悪する相手を嫌うというのも単純すぎる考えだと受け止めています。最近の韓国政府及び裁判所に対して、私はかなり厳しい意見を持っていますが、それが、「韓国を気に入っている」私の気持ちを変えることはありません。やはり、海外で一番好きな国です。
by krause (2013-05-01 17:37) 

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